これからの脱毛サロンどうなるの!?

近年に限らずですが「脱毛サロン」や「エステ」の問題は尽きることがありません。

相変わらずヤケドや肌トラブルといって事例は消費者センターにも報告されていますし、昨年は不正な勧誘をおこなっていた大手サロン「エターナルラビリンス」が経営破たんする事態にまで発展。

今までは長期契約など高額コースにしか適用されなかったクーリングオフ制度も引き下げられ、「5万円以上」「1か月以上の契約」によるものは8日以内であれば無条件で解約ができるよう新たに法規制がされました。

こんな状況で脱毛サロンに通う価値はあるのか?はたまたほかの選択肢などについて言及していきます。

取り正される脱毛サロンの問題点

今では多くの若い女性が当たり前のように通っている脱毛サロン、近年では男性の「ひげ脱毛」なども決して珍しいものではなくなってきました。

こうした背景には脱毛をおこなうエステサロンの認知度が高まったことのほかにも、激安なキャンペーンで誰にでも気軽に通うことができるようになった点が挙げられます。

こう表現すると「安くて簡単に綺麗になれる環境が整った」と前向きに捉えられがちですが、いまだに小さな問題から大きな問題も抱えたままであることは事実です。

本当は安くないのに安さをウリにしているエステも多数

まずは料金についてですが、エステサロンで多い表現として以下のようなコピーがあります。

  • 月額○○円で全身脱毛ができる
  • 初めての方限定○○円キャンペーン

これを見るとさも安く手軽に本格的な脱毛をはじめられるように感じます。

もちろんその広告文句そのままに安くサービスを提供してくれるサロンもありますが、実際には「高額コースへ契約させるまで布石」としてこうしたコピーが使用されている例も多いです。

昨年経営破たんした「エターナルラビリンス(通称:エタラビ)」がおこなっていたセールス方法はまさにそれに当てはまります。

経営破たんしたエタラビは何がいけなかったのか?

エターナルラビリンスは「お手軽価格で全身脱毛ができてかつ、店内は綺麗でゴージャスな雰囲気のサロン」というウリで若い女性を中心に支持されていたサロンでした。

ここは基本的には全身脱毛専用というシステムで、上のように「月額9,500円」という格安な全身脱毛コースを謳っていました。

それだけだと「毎月9,500円支払うだけで好きなだけ全身脱毛ができる」といった印象を持たれますが、実際には17万円以上の高額コースの長期契約を強いる内容だったのです。

会員の負担はあくまで17万円以上にも関わらず「分割払いが可能」でそれを利用すると「月額9,500円」という支払いになるというだけで、いわゆる月額制とはかけ離れた内容が問題視されました。

消費者庁に多数のクレームが入り半年間の業務停止命令

当然公式サイトなどを見てカウンセリングにいった人は「いきなり総額17万円だ」と言われたら「え?」ってなります。

こうしたクレームが消費者庁に相次ぎ「半年間の業務停止命令」という行政処分が下されました。

この当時エターナルラビリンスには全国4万人以上の会員がいたとされていて、多くの方が解約を希望しました。

結果としてはこれにより「経営破たん」という道をいくことになりましたが、会員の中には途中解約を申し出たにもかからわず、コース料金の全額が返金されない人が多かったようです。

10万円以上を溝に捨てることになった会員も多数いたことは間違いないでしょう。

肌トラブルや予約が取れないなどの問題も解消されていない

肌トラブルや予約が取れないなどの難点も

エターナルラビリンスの例は極めて悪質だったのは言うまでもありませんが、多くのエステサロンでは今も「肌トラブルや軽度なヤケド」「コースに契約したのに予約が全然取れない」といった問題を抱えています。

実際に大手のサロンでこうしたトラブルが報告されていないところは皆無といっても過言ではないほどです。

レーザーを使用する脱毛施術で肌トラブルが出るのはある意味では仕方のないことのように思えますが、実際に資格を持たないエステティシャンにどこまでの施術が許されているのかなどはグレーゾーンをいくサロンも少なくありませんので、過失と取られるべき問題も多々あります。

安いキャンペーンなどで集客しているサロンに関しては料金こそ本当に安いものの、会員数が多すぎるのに対して受け皿が全く間に合っておらず数か月先まで予約が取れないという事例も多いです。

エステ間の競争が激しくなったことで市場としては盛り上がりを見せているものの、土台がしっかりしていないことが今の時代でも指摘されています。

8日以内であれば解約が自由にできるクーリングオフが新たに施行

エタラビなど悪質な長期契約を強いるエステは古くから後を絶ちません。

そのことで今までは長期間の契約でしか対象にならなかった美容関連のクーリングオフ制度が見直されました。

見直し後のクーリングオフの対象


  • コース金額が5万円以上のもの
  • 契約期間が一か月以上のもの

こうした条件に当てはまれば「仮に契約してしまった後でも、契約から8日以内であれば解約可」となりました。

今までは“しつこい勧誘に断り切れず、つい長期の契約を結んでしまって泣きを見た・・・”といった消費者にとっても、8日以内であればクーリングオフ制度が適用され契約を破棄することが可能になりました。

この点は唯一脱毛サロンのプラスな点ともいえるでしょう。

今一度脱毛の選択肢について考える

脱毛するための選択肢

実際にここまで「エステに通って脱毛する」という人が増えたのはここ最近になってからです。

それまでは自己処理という選択肢が第一だったにもかかわらず、今では若い女性も含め半数程度がエステに通っているという統計もあります。

エステ利用統計
引用元HUMA Group

もちろん満足度も半数程度には達していますが、上記のような問題点があることも事実です。

今注目されているのが医療脱毛

エステの問題点が取り出される中今もっとも注目を浴びている脱毛は「医療脱毛」という方法です。

医療脱毛とは、エステなどとは違い美容外科クリニックなどのより専門的な医療機関でおこなう脱毛方法のことで、高い効果と安全性の高さが特徴です。

もちろんその分値段は高いものの、ネット上でエステの口コミや悪評が広まるうちに、多くの女性が「高くてもいいから医療脱毛が良い」と希望する傾向が近年強まっています。

医療機関という形式上、エステサロンと違い広告への規制なども厳しいため、イマイチまだ認知度こそ低いものの、より安全かつ高度な脱毛として世間に認知されつつあります。

脱毛業界の今後

男性でも脱毛する人が増えていることが示すように、脱毛業界に対する需要が尽きることはありません。

しかし現在のように悪質なエステサロンが世にはばかることには疑念を抱かざるを得ません。

実際にインターネットの普及によって良くも悪くも口コミは伝わりやすくなっています。(操作しやすいとも言えますが・・・)

それによってより業界の健全化が進むことでより多くの女性が幸せになれるのではないでしょうか。

エステに対してかなり否定的な内容になってしまいましたが、実際に高い満足度を得て多くの女性の支持を得ているエステもあります。

選ぶ際には最新の注意を払って、悪質なサロンには手を出さないようにしましょう。

もし手を出してしまった際には「クーリングオフ制度を利用」したり、すぐに消費者庁に相談するようにしましょう。

今以上に通いやすく、利用者の満足度を得られるようなエステが増えていくことを願います。